【風見鶏】リバーシブル2in1充電ケーブル買ってみた【検証】
神戸・元町にある(ネットショップもあります)「風見鶏」というお店でちょっと面白いiPhone(スマホ)充電ケーブルを見つけたので購入してみました。
レビューしていきます
なお、MFi非認証品です。
パッケージ
簡易的ですが、箱に入っているので最低限の体裁は保ってる感じです。
安物になるとビニール袋に入ってるだけ、とかありますもんね。
言いそびれましたが、399円で購入しました。
開封。
長さ1M。輪ゴムで束ねられてました。
ナイロン編みですね。
折り曲げに強いのでこれは嬉しい。
ヘッド部分&端子チェック。
まず、ヘッド部分(端子の付け根部分)から。
片側に雷マーク。
裏には何も書かれていません。
そして、比較的ヘッド部分は小さいです
スマホケース・カバーが充電口ギリギリまで覆うタイプであっても干渉する確率が下がるので嬉しいです。
「充電の度にケースからスマホを外さないといけない」となると面倒ですからね。
次に、端子部分。
両面にライトニング。
その間に穴が開いていてmicro-b端末が充電できる細工がしてあります。
ライトニングの8ピン電極が両面にあるのが最大のポイントです。
この製品のように「端子一つでLiGHTNiNGもmicro-bも両方充電出来る」タイプの製品を「リバーシブル2in1ケーブル」と言ったりするのですが、多くのリバーシブル2in1ケーブルはmicro-bはもちろんライトニングも片側にしか電極が貼られてなく差し込む向きが決まっている製品が多いのですが、この製品は両面にLiGHTNiNGの電極があるので評価できますね。
micro-bについては特に言うことはありません。
USB-A側チェック。
せっかくなのでUSB-A側(PCやACアダプターのUSBポートに差す方)も軽く触れておきます。
…と言っても特にコメントはないですね。至って普通のUSB-Aです。
こちら側もリバーシブルなら尚よかったんですが、流石に仕方ないですかね
充電チェック。
ですが、問題点が2つほど。
1つめは差し込む向き。
iPhoneの場合は裏表関係ないですがAndroidは雷マークを参考にして差し込む必要があるので注意が必要です。
2つめは安定感。
これもiPhoneは関係ないですが
LiGHTNiNGを両面対応にしたためか
Android(micro-b)に差し込んだ時に安定感が悪く、普通のmicro-bケーブルと比べたらグラグラして抜けやすいです。
モバイルバッテリー本体の充電時や家で寝る前にスマホを充電する、と言った使用時にあまり動かさないのであれば十分使えますが、(その際もペットがいる場合は要注意です)出先でモバイルバッテリーからスマホに充電するには抜けやすいので向いていません。
充電速度チェック
パッケージ裏側には「Fast Charging」と書かれていますが、実際、どれだけ早く充電する事が出来るのか検証してみます。
最近のスマホはバッテリーの大容量化に伴い急速充電に対応してますからね。
充電速度、大事です。
PDやQC並みにとは言わなくてもそこそこ出て欲しい…!
僕が持っている端末で唯一最大入力1.4A対応のiPhone6sで電流量をチェックします。
ACアダプターは最大2.4A出力が可能な製品を使用しています。
まずは、MFi取得のちゃんとしたLiGHTNiNGケーブルから。
流石、1.04A出てますね。
ちなみに、1.4A出ていないのはiPhoneが45%まで充電されているからでしょう。
(注:iPhoneはバッテリーの充電状況に応じて充電速度を調整します)
さて、お次はいよいよ風見鶏の製品。
同等ぐらいの電流は流れて欲しいですよね…。
あれ?低くない?
iPhone6sの充電が48%とは言えこれは決して「Fast Charging」とは言えないような…。
てっきり2.4A対応しているかと思っていたのですが、この数値を見る限り最大電流は1Aまでしか対応してなさそうですね。
データ転送
可能でした。
結論:価格を考えればまずまずの出来。
外で使うには向かない。
399円という安さでLiGHTNiNGとmicro-bの両方が使えて、長さも1Mあってナイロン編みで丈夫、データ転送可能と言うのは正直、かなり驚きです。
が、充電速度の遅さやmicro-b使用時の安定感の無さを考えると外出先で使うのは正直、厳しいと思います。
外ではなるべく早く充電したいですし
「ケーブルが抜けてた!」なんて事になったら場合によっては大惨事ですもんね。
また、MFi非認証の製品ですのでiOSアップデートで使えなくなる可能性や長く使い続けるとiOSデバイスに悪影響を及ぼす可能性もあります。
まあ、あまりおすすめ出来る製品ではないですね。
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